ケーキもお笑いも効かない夜

最近、休みを渇望しながらもいざとなると土日がくるのが憂鬱に感じるようになってきた。土日が終わったら月曜日だと思うと恐怖だし、この二日間で身体をなんとか休めようとはしているけど、心の休め方が分からないままで休みの間もずっと気を張っていてキツい。

せっかくの休みなんだからなにかやらないと、と体調悪いのを無理して市内のイオンに初めて行ってみたけれど、やっぱりここでも迷子のような気持ちになってしまう。ずっと泣きそうな顔をしている自覚があるけど、実際には泣けないし泣かない。大人なので。声を上げて泣けたら楽なのにな、とフードコートで泣き叫ぶ見知らぬ子どもを見て思う。kindleで「スキップとローファー」一巻を読む。土地の記憶は人の記憶だという、主人公のモノローグが痛いくらいに刺さる。好きになれるだろうか。

 

2ヶ月経っていないながらも仕事はかなり頑張っているし、面白いかはさておき多分私に向いていると思う。大したことは出来ないなりに、残業すればするほど同部署の人たちとは仲良くなれると思って、毎日出来る限りの残業をしている。本当は早く帰りたいし先輩たちにももっと早く帰って欲しいけど、現状それが難しいことはここ数日で理解出来るようになった。これもまた成長。毎日残業するようになってしばらくはこの仕事の終わりの見えなさに絶望したけど、どうやらこの状態はそう長くは続かないらしい。5月には一旦落ち着くと聞いて、それなら少し頑張ってみようと思える。